活動日誌

2020年3月13日

市内循環バス導入についての検討調査委託料の追加を求める動議を提出しました

予算組み替え動議 誰でも乗れる市内循環バス導入検討調査委託料
新型コロナウィルス対応で、理事者側も対応に全力を尽くさなければいけない状況を踏まえて、3月市議会の運営も可能な限り短縮して行っています。2020年度予算審査特別委員会は、従来なら4日間かけてしっかり審査してきましたが、今回は2日間に短縮して審査しました。私は、予算案に対して言いたいことはたくさんありますが、各部ごとに3問程度に抑えて質問しました。財政指標の見方の問題では、経常収支比率を東京26市との比較で平均以下にするという考え方は間違いであること、自主財源が豊富で、不交付団体の多い26市の中で、交付団体の福生市が経常収支比率で競争するのは身の丈に合っていない、無理な人員削減や市民サービスの削減につながる、比較するなら類似団体との間で行うべきと指摘しました。
審査の最後に、日本共産党会派として、市民の要望が最も多い市内循環バスの導入について、考えていくために、検討調査委託料を歳出に追加することを求める予算組み替え動議を提出しました。添付した提案書の内容を私が説明し、他会派の議員から質問を受け、答えるという形式で論議しました。生活者ネットは、市内循環バス導入には賛成だが、なぜ今動議を提出しなければならないかわからない、という理由で反対。正和会の杉山議員は、福祉バスが充実しているからと反対。正和会の佐藤議員は、委託料165万円がこんなに安いわけがないとして反対。公明党、立憲民主党は質問なしでしたが、採決では反対に回りました。今回の論議の特徴は、市内循環バスは必要ないとする正面からの反対意見がなかったこと、再質問がなく、私としては、もっと深く議論を煮詰めたかったと思う点がたくさんあったことです。そして、私の感想として一つ感じたことは、他会派の議員の方々は、2元代表制の下で、予算組み替え動議は、市長に対して議会として市民の声を反映させる大切な権能の一つであるという認識がない、あるいは弱いということです。与党意識が強く、市長の提案にケチをつけるのは恐れ多いと感じているのではないかと感じました。