活動日誌

2014年7月31日

ゴリラに学んで、今こそ基地のない社会を目指す時!

IMG安倍政権の「集団的自衛権」行使が現憲法下でも可能とする閣議決定によって、にわかに日本が再び戦争する国になることが現実的になってきました。アメリカを後ろ盾にしたイスラエルのガザ攻撃、ウクライナでのロシアを後ろ盾にした旅客機撃墜事件など、武力行使(戦争)がいかに悲惨な結果しか生まないかを、私たちは毎日突きつけられています。憲法九条の精神こそ、あらゆる紛争解決の土台であることを私たちは訴え続けてきましたが、沖縄に新基地が強引に建設され、オスプレイが強引に横田基地に飛来する現実に、どうして人間は目先のことに目を奪われ、歴史に学ばないのかと、ちょっぴり絶望感にも襲われる今日この頃です。
そんな折、昨日30日の新聞赤旗一面記事に載っていた京都大学次期総長、山極寿一さんの文章に大きな希望と力をいただいた。猿は争い(戦争)で勝ち負けを決めるが、ゴリラは争いをせず、勝ち負けをを作らない。人間も人類の歴史700万年の中で争いをするようになったのは最近の数千年に過ぎないと。99%は平和な時代であったと。弁証法的に考えれば、人類が争いの愚かさに気づいて再び、ゴリラ社会のように争い(軍事力信仰=戦争)のない平和な世界を築くことができると思いました。人類本来の姿に回帰できるよう、私たちは今こそゴリラに学ぶ時です。山極先生の文章を是非読んでみてください。