2013年12月10日
福生市一般職員の給与引き下げに反対討論
2013.第2回臨時会 一般職員の給与引き下げに反対
この10数年間、公務員の賃金は、人事院勧告(都の場合は人事委員会勧告)によって、民間賃金より高いとされ、引き下げが続いてきました。
それが、次には民間賃金をさらに引き下げる要因となり、どちらもどんどん下がり続けるという悪循環が続いてきました。
結果、国民の購買力は下がり、デフレが続いてきました。
しかし、一人大企業だけは、もうけを内部留保としてため込み続け270兆円という天文学的金額にまでふくらんでいます。
大企業の意を受けた政府によって、弱いもの同士の賃金を比較され、引き下げ競争を甘んじて受け入れることを強要されてきた官民の労働者は真の敵を見定めるべきです。
大企業の内部留保を賃金、中小企業支援、社会保障充実にまわすこと、これこそが国内循環型の経済を取り戻し、デフレをからの脱却、財政再建を可能にする唯一の道です。
市の職員組合が妥結した引き下げではありますが、市の職員のためだけではなく、地域の経済振興、日本の未来のためにも、今回は反対討論を行いました。
後から、何人かの市職員から、「よく言って下さいました。」とお礼を言われました。