活動日誌

2021年8月8日

新型コロナ対策で申し入れ (№6)いつでも、だれでも、無料でPCR検査を

オリンピック強行開催の中で、恐れたいた通り、第5波の感染爆発が過去最大規模で起こっています。福生市でも、保育園や、学童などで感染が広がっています。
小中学校が夏休みの今のうちに、無症状感染者を確実に発見・保護・隔離・治療していくことで、感染拡大の連鎖を断ち切ることが重要です。
そこで、福生市に対して、下記の通り申し入れを行いました。対応した副市長は、申し入れの趣旨は同感としつつも、都や国が動いてくれなければ、福生市独自での実施は難しいとの回答でした。
しかし、今の都や国に任せているだけでは、いつまでたっても収束しないことは明らかで、福生市としての決断が求められています。

福生市長 加藤育男 様
                            2021.8.5
                      日本共産党福生市議団  池田公三
                                  市毛雅大
 
新型コロナウィルス感染症の拡大防止に関する要望書(6)

 福生市におかれましては、新型コロナウィルス感染症対策に懸命に取り組んでおられることに敬意を表します。
 新型コロナ感染症がいまだに収束の見通しが立たず、第5波の感染爆発の眞中にあります。福生市においても、集団感染も発生し、1日の新規感染者が10人を超えることも珍しくない心配な状況です。何としても、この危機的状況に対応するために、下記の通り申し入れますので、ご検討くださいますようお願い申し上げます。


1.米国疾病対策センター(CDC)が、ワクチン接種者であっても、感染することがあり、未接種者と同じ量のウイルスを生み出し、他の人に感染させるリスクがあると、調査結果を発表しました。菅首相が、ワクチン接種が進めばコロナは収束すると発言していましたが、これは当たらないことは明白です。 このことは、ワクチン接種が高度に進んでいる欧米諸国においても、デルタ株など新株の登場により、再び感染拡大が起きていることでも明らかです。福生市として、この認識をしっかり持ってくださるようお願いいたします。
(ワクチン接種者は感染リスクが低く、たとえ感染しても重症化に至ることは少ないので、ワクチン接種の有効性を否定するものではありません。)

2.感染拡大を止める決め手は、保健所が感染者の濃厚接触者等をPCR検査し、自分では気づいていない無症状感染者を発見・保護・隔離して、感染伝播の鎖を断ち切っていく積極的疫学調査です。しかし、広い西多摩地域にたった1か所の保健所では、1日50人を超えるような新規感染者が出る日もある状況では、濃厚接触者を追いきれない状況です。
  そこで、保健所に代わって福生市が市民の命と健康を守るための積極的な対策をとることを要請します。いつでも、誰でも、無料でPCR検査を受けられるように体制を整備することです。政府分科会の尾身会長も、「圧倒的に検査の能力が増えてきた。ちょっとでも具合の悪い人、感染の心配のある人は・・・どこでも気楽に検査できる体制を国・自治体がその気になればできる。」と発言しています。ぜひ、福生市で実現してください。

3.抜本的にPCR検査を拡大するためには、発見した無症状感染者を受け入れる専門施設の建設が重要です。国や東京都に対して、軽症者、中等症者を専門に受け入れ、治療する施設を早急に建設するよう要請してください。軽症者、中等症者の治療は、ホテルや自宅では不十分です。自宅療養を原則とする政府方針は、在宅死を増やすことになります。
以上