新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する要望書を提出しました。
生市長 加藤育男様
2020年8月3日
日本共産党福生市議団 池田公三
市毛雅大
新型コロナウィルス感染症の拡大防止に関する要望書
福生市におかれましては、新型コロナウィルス感染症対策に機敏に取り組んでおられることに敬意を表します。
しかしながら、全国的に第二波の感染拡大が起こっており、特に東京都においては第一波を上回る勢いで拡大していて、深刻な状況です。福生市においても8月1日現在、感染者が13人と拡大しています。福生市はこれまで、PCR検査センター設置については、医師会、保健所と協力しながら努力してきたところですが、その後の、実際の感染状況、検査状況については、詳しくはその内容を把握していないと説明しています。しかし、現状のように感染拡大が爆発的に広がる危険性をはらんでいる状況下では、福生市としても一歩踏み込んで、対策を打つ必要性があると考えます。都内の各自治体では、世田谷区のように独自に検査体制を強化する方向で検討する自治体も出てきています。そこで、下記の通り要望いたします。
記
1.福生市内の感染状況について、正確に把握し、個人情報に配慮した上で、市民に必要な情報(感染経路、検査数など)を公表してください。
2.この間の知見で、発症していない感染者が感染を拡大させていることがわかってきました。したがって、こうした発症していない感染者を早く見つけ出し、適切な隔離と治療を行うことが、感染拡大防止の決め手であることがわかってきました。そのためには、市民全員(希望者)のPCR検査または、簡易な抗原検査が必要です。グループ検査も取り入れれば、経費も期間も時間も節約できます。
感染爆発が起きる前の今こそ、こうした徹底した検査が効果を発揮します。一度、こうした検査を行えば、その後は、新たな感染者の濃厚接触者を集中的に検査・隔離・治療すればよいので、大きな感染拡大は防ぐことができます。
医師会、保健所、関連大学、関連民間企業などと共同して福生モデルを作ってください。
財源も、国や東京都に適切な負担を要請しつつ、福生市の基金活用も視野に入れて早急に具体化してください。
3.市内の医療機関、学校、保育所、幼稚園、福祉施設などのエッセンシャルワーカーについては、市(国・都)の負担で、定期的に検査を行い、感染拡大防止と日常生活の維持、安全・安心な事業継続を確保してください。
以上