前回総選挙と比べて、野党共闘は比例も議席数も前進
共闘勢力は前進している 2021総選挙
「野党共闘は基本理念が違うから野合だ」との的外れな攻撃や、日本共産党とは全く無縁の中国や北朝鮮の暴挙を利用した反共宣伝も繰り返されましたので、野党共闘にとって厳しい戦いでした。
選挙後も、「野党共闘は失敗だった。」と一部マスコミの報道もあります。本当でしょうか。グラフをご覧ください。4年前の総選挙と比べてみましょう。
得票数も議席数も増やしているのは、実は野党共闘だけなのです。小選挙区で野党候補を一人に絞って共闘した結果、自公に競り勝ったところが62もあります。その内今回初めて勝ったのが24です。その他、もう少しで勝てた(惜敗率80%以上)ところが49選挙区もありました。立憲がもう少し早く政権共闘に合意してくれていたら、もっと早くから政策や政権交代を国民に浸透させられたと考えたら、政権交代は本当に夢ではなかったのに…と私は思います。
一方、与党共闘は、得票は増やしましたが、議席数は野党共闘に競り負けたため全体として19議席減らしています。
躍進したといわれている維新は、4年前は小池都知事の仕掛けた希望の党と共に、「や党」でも「よ党」でもない「ゆ党」として、一定の支持を得ました。しかし、実態は与党の補完勢力として政権を支えてきました。今回の選挙では希望の党が崩壊し、維新1党だけになったために、増えたように見えますが、与党補完勢力としては得票数、議席数共に減らしています。
冷静に今回の選挙結果を分析すると、市民と野党の共闘は、今後、ますます発展させれば、政治を変える政権交代が可能だということがわかります。あらゆる意味で腐りきった自公政治を終わらせ、憲法を暮らしに生かし、国民の暮らしを真に豊かにする連立政権の樹立を目指し、私も希望を持って頑張りたいと思います