人の命の重みを理解できない人たち
阿部政権の中枢を占める人たちの、耳を疑うような無知で危険な発言が続いています。
慣れっこになっては本当に危険なので、ここで再録しておきます。
石破茂自民党幹事長が、4月21日放映の「週刊BS―TBS報道部で、以下の発言をしていたことが7月に入って明らかになりました。
「『これは国家の独立の為だ、出動せよ』と言われた時に、いや行くと死ぬかも知れないし、行きたくないという人がいないという保証はどこにもない。だから国防軍になったらそれに従えと。それに従わなければその国にある最高刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら懲役300年。そんな目に逢うなら出動しようかと。人を信じないのか、と言われるけど、やっぱり人間性の本質から目を背けちゃいけない」
高市早苗政調会長が、6月19日、神戸市での講演で、「日本に立地したい企業が増えているが、電力の安定供給が不安要因だ。原発は廃炉まで考えると莫大(ばくだい)なお金がかかるが、稼働中のコストは比較的安い。東日本大震災で悲惨な爆発事故を起こした福島原発も含めて死亡者が出ている状況にない。そうすると、最大限の安全性を確保しながら(原発を)活用するしかないのが現状だ。火力発電も老朽化し、コストがかかる。安いエネルギーを安定的に供給できる絵を描けない限り、原発を利用しないというのは無責任な気がする。」
片山さつき総務政務官が、7月29日放送のテレビ朝日系番組で、東シナ海上で発生した中国艦艇による海上自衛隊護衛艦への射撃用レーダー照射事案(1月)について、「他の憲法上の制約のない国だったら、9条の1項、2項がなかったら、(自衛隊が)撃っていますよ」と述べ、軍事衝突を招きかねない対応が当然だと発言。
麻生太郎副総理兼財務相が、8月1日、「憲法改正」についてのシンポジウムで、憲法改正に関連し「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気がつかなかった。あの手口に学んだらどうかね」と発言。
麻生発言は現在進行形で批判されていますが、他の方々の発言も、このまま忘れてしまうわけにはいかない発言です。どれも人の命の軽く見ていて、こういう人が日本の政治を動かしていると思うと恐ろしくなります。