活動日誌

2016年1月26日

マイナンバーカード申請はわずか4% (福生市1/21現在)

朝日新聞デジタルニュース1月25日付に次のようなニュースがありました。
今月から役所の手続きで使われ始めたマイナンバー(社会保障・税番号)で、全国的なシステム障害が再発した。総務省の外郭団体で、システムを運営する地方公共団体情報システム機構の25日の発表によると、21、22、25日に一時的に通信がつながりにくくなり、個人番号カードを市区町村の窓口に来た申請者に手渡せなかったり、市区町村から機構に住民情報を送れなくなったりした。3日間で約100の市区町村から問い合わせがあったという。希望者に無料で配る「個人番号カード」の発行を見合わせる自治体も出ており、影響が深刻化しつつある。 13、18、19日にも同様のトラブルが起きており、同じ装置の不具合が原因とみられる。24日に装置を増設し、25日午後からトラブルはなくなったという。原因は調査中だが、カードの発行業務が集中してシステムに過大な負荷がかかった可能性があるとみている。「外部からのサイバー攻撃の可能性はない」としている。

 このような内容ですが、やっぱり・・・という感がぬぐえません。国会で十分に審議せず、また、十分な準備期間も置かずに財界の要望に押されて拙速に強行した付けが出てきていると言わざるを得ません。私は、昨年の9月市議会の一般質問で取り上げ、個人情報漏えいの危険性が高いこと、プライバシーの侵害になり憲法違反であることなどを指摘して制度導入に反対の意見を述べました。安倍政権による国会での強行決定後は、12月市議会の一般質問で、実害を最小限にとどめるための対策を福生市に求めてきました。(日本共産党福生市議団ニュース34号参照…このHPのこんにちはニュースから入ります。)朝日新聞の報道によると1月4日から発行予定だった個人番号カードの発行を見合わせる自治体も出ていて深刻化しつつあるとのこと。早速、福生市の状況を聞いてみました。福生市も、やはりカード発行はしていないとのこと。2月になるのではないかという見通しでした。そして、個人カード申請者は1/21現在で2438件(人口比4.1%)にとどまり、通知カード自体が届かず市で保管しているのが1959通(3.3%)もあるという実態でした。市民からも私に問い合わせが数件来ています。冷静に対応している市民が多いことをうかがわせますが、それでも、市職員の語った2名の女性が訪問し、個人番号を聞き取って行った事件がすでに福生市でも発生していることを考えると、今後どんななりすまし事件や詐欺事件が起きるか心配です。