活動日誌

2015年10月17日

オスプレイ環境レビューに高まる不安。防衛省レクチャーに参加してきました。

2015.10.16-2
 14日、防衛省が福生市に対して米空軍が行った「CV-22の横田飛行場配備に関する環境レビュー」の説明にくるという情報が議会事務局より入りました。防衛省のHPからその環境レビュー全文をダウンロードしてざっと目を通しました。感想を一言で言えば10項目にわたる環境資源への影響について、ほとんどまともな論証もなく、「大きな影響はない。」と結論づけているということです。
 その翌日、宮本衆議院議員より、防衛省担当者を招いてレクチャーをするので参加してほしいという連絡がありましたので参加してきました。防衛省地方協力局の防衛部員M氏と、沖縄調整官付Y氏の2名との間で質疑を行いました。政府は7月中旬に米側より環境レビューの提供を受け、それから3ヶ月後に地元自治体に説明に来たことになります。この間すでに、基地内では工事が始まっており、市議会で奥富議員が指摘し、市長に対し当局に問い合わせるよう求めていたものです。8月4日の宮本衆議院議員による防衛省レクの時、上記M氏は、工事とオスプレイ配備との関連性につての質問に対して、「申し上げにくいこと」と明言を避けていました。3ヶ月も経ってからようやく公表するのは遅すぎます。この間工事が始まり、横田基地の機能強化がなし崩し的に進んでしまうことを危惧します。沖縄新基地建設にかかわる環境レビューにはあったデータ集もなく、形ばかりの環境レビューで了解できるものではありません。中谷防衛大臣は横田配備のオスプレイが低空飛行訓練や夜間飛行訓練を実施することも明言しており、そうしたこともこの環境レビューでは明らかにしていません。
地元自治体として、どう対応するか、正念場を迎えています。